2020年3月10日火曜日

サピエンス全史③


次は

「農業革命」

です
1万年前、狩猟採集から、農業によって定住する「農業革命」が起こります。
よく多くの方が、日本人は農耕民族だからねとか、欧米人は狩猟民族とか言いますがそれは間違っています。日本人も、欧米人も、もともと狩猟採集生活をしていて、この1万年前に農業革命が起き、農耕民族となっていきます。
そして、ホモサピエンスはその地に定住し始めます。家族で動いていたのが、少しずつ統合を始めました。
小集団が統合するにあたり、貨幣、帝国(国)、宗教(イデオロギー)という秩序が、ばらばらだった集団を徐々にまとめていきます。

その過程で活躍したものが
経済では「貨幣」
政治「帝国」(法律)
宗教では「キリスト教・イスラム教・仏教など」

特に貨幣は、「これまで考案されたもののうちで、最も普遍的で、最も効率的な相互信頼の制度」と言われています。これはとても素晴らしい発明です。

お金を使えば、一応は多くのものに変換できるし、蓄えることもできるし、持ち運びも楽です。
でもお金は虚構です。みんなが信じているだけです。

みかんと服を交換するとき、何個のみかんと服を交換するのか、まったく基準がまちまちです。そもそもみかんは腐るし、持ち運びもままなりません。しかし、貨幣が登場してからは、すべてが解決されました。

でも著者は言います。農業革命がホモサイエンスを不幸にしたと。農業によって、在庫ができます。在庫は、安心感がありますが、もっともっとという気持ちが生まれます。そして、争いが起きます。村と村で奪い合いが起きます。それが戦争です。
分け合えば、余るのに
奪い合って、足らなくなります。

これは、私たちが導入しようとしているセル生産に似ています。木になっているものをもぎながら食べれば、一番効率がいいです。でも、農業によって、在庫することによって余計な仕事がたくさん生まれます。生産管理から人の配置、物流、販売など。狩猟採集民族は食べながら仕事していてとても効率的です。私たちは在庫をもちろんしなくてはなりませんが、学ぶべきことはとても多いです。

ところで、この村に奪いにくるのは、ホモサピエンスだけではありませんね。ホモサピエンスは、おそらく言葉もなんとなく通じてたし、コミュニケーションができたはずです。話し合いもあったり、妥協を見つけられた。でも、通じない相手がいますよね。
イノシシだったら、私たちは電柵をはり追い払います。でも、もっと頭のよい動物がそのころいたはずです。

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