2020年3月31日火曜日

「土と内臓」ー微生物が作る世界③

有機農法と食事療法や免疫療法の歴史を紐解くと面白いことがわかります。
どちらも経験的にアジア地域で行われていたことが多いです。
近代科学によって物事を分析的論理的にしか見られなくなっていたヨーロッパでは、根拠が無いとしてまったく無視されてきた分野です。
効果が明らかであるにもかかわらず、ヨーロッパの学者達はそれを認めませんでした。
最近になって、有機農法と食事療法や免疫療法が認められてきたのは、分析技術がそのメカニズムを解明できるまでに進歩してきたからです。

2020年3月30日月曜日

「土と内臓」ー微生物が作る世界②

著者の夫婦の体験談から始まります。
それぞれ地質学者と環境計画を専門とする生物学者です。
土と環境のエキスパートではありますが、微生物学者や医師ではありません。

二人が微生物に関心を持つきっかけとなったのは、引っ越しです。
新居の庭が栽培に適さないことに気づき、土壌改良のために有機物を大量に投入していきます。
それが予想以上の成果を収ました。しかし、妻ががんと診断さます。
自分自身の健康と食生活に向き合うことになります。

この二つの経験を通じて、自分の身体と庭という身近な環境から微生物と向き合うことになります。
自分自身の体験を医学、薬学、栄養学、農学などの知識と融合させ、
とても魅力的な物語に仕上げた本です。
私たちの健康や生活が微生物なしには成り立たないことが、改めて認識できます。
植物の根と動物の腸は同じ機能を担っています。
そして、どちらの場合も微生物コロニーと一体となっています。

アフターコロナという考え方

今日は、本の話でなく、アフターコロナということで、
今後どう世の中がどう展開していくのか?私たちはどうすればよいのか?
私なりの考えをお伝えしたいと思います。

まず、いつ終息するかですが、これはおそらく社会が許容する時点としか
言いようがありません。あまり予測しても意味がないのかもしれません。
うだうだにもとに近い生活になっていく感じか、ワクチンや新薬が効き始めた時点です。
そして、もとの世の中でなく、進んだ世の中というか、生活行動が変わると考えています。それは、劇的でもないけど、携帯やスマホが浸透したのと同じようなスピード感だと思います。
観光や旅行は、もちろんなくなりはしないけど、その方法が今まで以上に変化すると思います。テーマのある旅行やエッジの効いた旅行というか、私たちももちろん対応していきます。
食品は、自国回帰が一層高まると思います。安全安心という視点に、自給率やリスクの時のための視点とが合わさり、自国、地元志向がより強くなっていくと思います。
また、サプライチェーンを自国内、自社内、自グループ内にしていくとう内製化が進んでいきます。
そう考えると私たちが進んでいる道が、いっそう早まるのではないか?という気さえします。
「千葉を世界一の観光地に、千葉の地位を高めていく、食とコトでつながる新しい世界を作る。」
この戦略は、アフターコロナにも通用すると確信しています。ただもっと加速度的にしなくてはいけません。
売上が下がっている部門、思考をしてください。もちろん売上が上がっている部門も思考してください。
もちろん私も、経営メンバーも思考します。
アフターコロナ前から、同時進行的に動いていきましょう。

コロナについてですが、明るい情報も少しづつあります。中国は、だいぶもとに戻りつつあります。イタリアはピークを過ぎています。アメリカはピークがまだ先ですね。
日本は、わかりません。私の当初の予想ですと、1日あたりの感染者は3月末日がピークと考えていました。ちょっと雲行きが怪しいです。
ただ、アビガンという薬が有効かつ、日本に200万人分の備蓄があるとか
実は、BCGの日本株が有効かもしれず、日本人の70歳未満の方はほぼ全員接種しているとか
(実際日本の感染者の3割近くが外国人)
どちらにしても、手を洗い、換気をし、気をつけて過ごしましょう。














2020年3月29日日曜日

「土と内臓」ー微生物が作る世界①

土と内臓!という本があります。
この本をみなさんに紹介するとはなんとも言えない気分なんです。

この題目、土と内臓!ってどういうこと?って思うかもしれません。
この本はどうやってみんなに伝えるかとても難しいです。
物語でいくと話があちこちに飛ぶし、まとめすぎるとあっけないし。
まー思うがままに書いていきたいと思います。

土の中で起きている微生物の働きと
私たちの腸の中で起きている微生物の働きが同じであるのと、
私たちは、この微生物がいないと生きていけないのです。
微生物の働きは、私たちの健康にも大きく関係しますし、
地球環境にも大きく影響しているのです。
微生物すげー!細菌すげー!ウイルスすげー!ということになります。

2020年3月28日土曜日

孫社長にたたきこまれたすごい数値化仕事術⑩

第3章、第4章、第5章は、今回は割愛します。
いままで、違う機会にお話ししたことがあるものでもありますので。

数値化はとても大切です。今回のコロナウイルス騒動で、私は特に感じています。
パニックは、正しい情報からはなかなか生まれません。
間違った情報をもとに、大きなパニックが生まれることが多いです。
トイレットペーパーがなくなるというのもとても興味深く、一人あたりの使用枚数や頻度が増えたわけでもありません。製造数がへるのではという間違った情報からきていますが、早々に、製造は間に合いますと発表しても、パニック状態でした。世の中のトイレットペーパーをT勘定分析すればわかりますね。あるいは、自分の家のトイレットペーパーをT勘定分析すればわかりますね。
私は、今回のこの騒動で、正しいデータを集め、回帰分析したりしていますがWHOや政府、マスコミよりも早くわかったりすることが少しありました。
ただ、今回のソフトバンクグループの企業価値の減少は危ういものがありますが、データを過信し、ブラックスワンをみのがした感があります。過信は禁物です。

ぜひ、仕事にも、プライベートにも、数値化仕事術を応用してみてはいかがでしょうか?




2020年3月27日金曜日

孫社長にたたきこまれたすごい数値化仕事術⑨

昨日に引き続き、第二章

問題解決に絶対役立つデータ分析七つ道具
の7番目
LTV定分析です。
LTVはライフタイムバリューの略です。

広告宣伝費などを使用するとき、このLTVを意識します。
一回きりの購買では、まったく採算が合わなくても、
繰り返し受注をいただくことにより、採算が合います。
その数値をとっていこうというものです。

例えば、通販で一人のお客様を獲得するのに5000円くらいかかります。しかし、この方が3回5回10回と受注いただきます。

ですのでLTVを最大化する広告のかけ方があるということです。


2020年3月26日木曜日

孫社長にたたきこまれたすごい数値化仕事術⑧

昨日に引き続き、第二章

問題解決に絶対役立つデータ分析七つ道具
の6番目
差異分析です。

差異分析を2軸で考えるものです。
売上がよかった悪かったを何で考えるか?計画の対してどうであったのか?
商品で考える、お得意先様で考える、客数で考える、客単価で考える
などなど、様々な切り口で私たちは考えます。

上記は、売り上げ増が、客単価によるものなのか、客数によるものなのかを明らかにしたものです。
とても分かりやすくなります。
これを卸でも使えます。
1お得意先様の売上平均売上とお得意先様数
で上記の図を作るととても分かりやすいかもしれません。

経費削減にしても、この切り口はつかます。
例えば、高速道路、1回あたりの金額が減ったのか増えたのか、そもそも乗る回数が増えたのか減ったのか
例えば、電気代、使用電力量が増えたのか減ったのか、1wあたりの単価が高くなったのか安くなったのか

差異分析ぜひ利用してみてください。

2020年3月25日水曜日

孫社長にたたきこまれたすごい数値化仕事術⑦

昨日に引き続き、第二章

問題解決に絶対役立つデータ分析七つ道具
の5番目
T勘定分析です。

初めて聞く言葉かもしれません。経理に携わったかたならピント来るかもしれません。
経理で使う「仕訳」を仕事にも応用したものです。
出と入をきちんと管理するものです。

例えば、製造の仕事量やPOP作成の仕事をどう管理するか



この思考に皆さんなっているはずですが、改めて書いてみると、どこにボトルネックがあるのかとても分かります。
明日への繰り越しがずっと多くなっていけば、処理能力に問題がありボトルネックになっているのか?依頼を受ける内容に問題があるのか?見えてくるはずです。
これは、いろいろな仕事に応用できます。
在庫管理や、自分自身の仕事量管理等々、ぜひ一枚の紙にT勘定を書いてみましょう。

2020年3月24日火曜日

孫社長にたたきこまれたすごい数値化仕事術⑥

昨日に引き続き、第二章

問題解決に絶対役立つデータ分析七つ道具
の4番目
パレート図分析です。

20:80の原則は皆さんご存じだと思います。
2割のもので、8割を占めるというものです。
私たちでいうと、2割の商品で、8割の売上を占めるというもの。
多くの世の中のものがこの法則に従っています。

これをきちんとデータからエクセルでグラフを作り分析しましょうというもの。


この図は、弊社のグループの単品別売上をパレート図にしたものです。上位20%で売上の80%を占めます。
弊社アイテム数2378アイテム中、474アイテムで売上の80%を占めます。
この図は、ちょっと細かすぎますが、ほかにもたくさんのパレート図により、重点的に手を付けられる手掛かりになるものがたくさんあるのです。
パレート図は、エクセルで簡単に作ることができます。




2020年3月23日月曜日

孫社長にたたきこまれたすごい数値化仕事術⑤

昨日に引き続き、第二章

問題解決に絶対役立つデータ分析七つ道具
の3番目
重回帰分析です。

昨日説明した回帰分析に、説明変数が複数になるというものです。
昨日説明したアイスクリームの話ですが、目的変数であるアイスクリームの売り上げは、気温だけで説明できるでしょうか?
そのほかにももちろん要因がありそうです。
例えば、その日のお客様の年齢構成とか、男女比とか、あるいは、湿度とか複数説明ができそうなとき、重回帰分析をします。
これも、とても重要な分析です。

私の場合、山甚の収益構造を考える時、どの商品が利益に貢献しているかを重回帰して、答えを見つけることができました。
その後の重点商品に役立っています。
製造の場合は、切ったり、煮たり、焼いたり、と原価は設定するけど流動的なので、重回帰で見つけた感じですね。





2020年3月22日日曜日

孫社長にたたきこまれたすごい数値化仕事術④

昨日に引き続き、第二章
問題解決に絶対役立つデータ分析七つ道具
の2番目
回帰分析です。

これは、統計学になります。孫さんが一番重要視しているらしいです。
アイスクリームと気温でよく説明されます。
アイスクリームの売上と気温が関係するのかを相関をもってみます。
例えば、
20度  5本
21度  6本
22度  8本
23度  8本
24度  12本
25度  14本
26度  12本
27度  18本
28度  25本
29度  30本
30度  27本
とかで有れば、相関がありそうですね。これを計算します。
アイスクリームの売上を目的変数
気温を説明変数とします。
気温によって売り上げが説明できるというもとですね。
これはエクセルで簡単に説明できます。
ここでは割愛しますが、とても簡単で便利です。ただ注意しなくてはいけない部分があります。データが集まれば集まるほど、精度が高まります。

私は、ここ数年、意思決定に回帰分析を使うことが増えてきました。
とても便利な反面、注意しなくてはいけないことが沢山あるということだけ覚えといてもらえると嬉しいです。

2020年3月21日土曜日

孫社長にたたきこまれたすごい数値化仕事術③

第2章
「問題解決に絶対役立つデータ分析・7つ道具」
に入ります。
この章は、この7つについて。
まず1つ目
プロセス分析です。

よくあるには、営業マンのプロセス管理です。
新規開拓など。
電話アポによる電話     100件
電話アポによるアポ取り成功   20件
商談              20件
2回目商談          10件
成約             3件

みたいなやつです。

私たちでいうと、
展示会来店者     100件
名刺交換         30件
商談           10件
成約          3件

というように段階ごとに歩留まりや、率をプロセスごとに管理していく方法です。

これは、製造でもあります。
茄子原料    1000キロ
へたとり後   800キロ
脱塩後      400キロ

などですね。これを記録することにより、データ化され傾向が見えたり、
逸脱したときに問題が浮き彫りになったりします。

このプロセス管理は、実際やっているかもしれませんが、覚えとくとよいです。



2020年3月20日金曜日

孫社長にたたきこまれたすごい数値化仕事術②

では第1章
なぜ「数値化」すると生産性が劇的にアップするのか

という内容です。
これは、管理者養成学校上級コースで習うのと全く同じ考え方です。
問題を数字に置き換えれば、現状を正しく把握し、問題の根本的な要因を明確にできるからと本の中では言っています。
ただしい現状把握が、正しい判断決断を生みます。正しい対策を生みます。
そのために数値化がひつようなのです。

そして、PDCAを回していくというのが主な趣旨です。

2020年3月19日木曜日

孫社長にたたきこまれたすごい数値化仕事術①

この本は、三木雄信さんという方が書いた本です。
もともと孫さんの部下だった方ですね。
この本をよんで、とてもよかったので、この方のセミナーに参加し
いろいろお話を聞き、名刺交換させてもらって、突っ込んでお話ししたことがあります。

この本は、5章から成り立っています。
その中でも第2章にあるデータ分析7つ道具が面白いので、そこを少し掘り下げたいと思っています。

2020年3月18日水曜日

ブラックスワン上下⑤


そして、私たちにできることを著者は教えてくれます。
大きな影響が出そうなリスクには、それがどれだけ起こりそうになさそうでも被害を最小限に抑えられるようにしておくということ。逆に、被害が小さいリスクに関しては気にしない。積極的にリスクをとっていくこと。
そして、黒い白鳥にはよいものもあるということです。期待していなかったのに思わぬ幸運をもたらすようなものがそれにあたります。
どうせ未来は予測できないのだから、幸運をもたらす黒い白鳥を積極的に狙いにいこうよと言っています。
 まーそういうことですが、だからこそ、何度も言うように私は予測をします。リスクがいつ来るかはわからないし、どうなるかもわからないけど、対策が打ちやすくなります。

ぜひ!みなさんも、仕事もそうですし、ぜひプライベートでも、リスクのブラックスワンと幸運のブラックスワンがいることを理解し、よりよい人生を歩んでいきましょう!
棚からぼたもち!棚の下までいけ!の精神で。

2020年3月17日火曜日

ブラックスワン上下④


また、世の中での成功事例はほとんどがまぐれの産物であるとも言います。
特に、あとづけの解釈は意味がないとも。なぜなら、実は、一握りの成功者の裏にはものすごい数の敗北者がいるんです。同じことをした母集団の中の異常値が、成功する人です。だからその異常値の人が何をしたか?そこを語っているか?把握しているか?単なるまぐれか?見極める必要があります。
例えば、成功者のアップルの創設者スティーブ・ジョブスのやり方がもてはやされています。彼の特徴はなんでしょう?独断的で、カリスマ性があり、顧客の意見を聞かず、菜食主義者です。でも、同じような人はたくさんいます。同じようなやり方をした人ももちろんたくさんいます。しかし、ジョブスと同じような性格で同じようなやり方をしても成功しなかった人は大勢いるということです。
ジョブスが成功できたのも運の要素が非常に強いです。
そのようにこの本では述べていますが、だからこそ私は、その本質をいつもつかもうと考えています。本に書いてないこと、みなが気が付いてないことなどなど。しかしそれはとても複雑なんです。

2020年3月16日月曜日

ブラックスワン上下③


この本は、内容が結構あちこちにいって、ロジカルにまとまってないので、簡単に言うと、今までずっと起こらなかったからと言って、明日も起こらないとは限らないということです。

今まで見た白鳥が全部白だったから白鳥は白いものだと言い切れるか?
サンタクロースを見た人がいないとしても、サンタクロースが本当にいないと言い切れるか?明日に黒い白鳥が発見されればその前提はくつがえります。
夏に雪が降らないと100%言い切れるか?

過去の経済ショックを人間は防げないどころか予想すらできませんでした。金融工学が発達しても同じです。
ですので、未来が予測できると思ってはいけません。予想することは良いのですが、当たらない可能性があるということです。
この世はとても複雑怪奇で、しかも未来のことになればなるほど予測の精度は壊滅的に下がっていきます。
長期的な予測なんて不可能です。それが現実だというのに、リスクを理解していると勘違いしている状態が一番危ういということです。
そういう人たちは黒い白鳥に油断してやられます。

まーそれでも私は、統計を使うし予測をしますけどね。
過信せず、ありうることを想定しながら、対処法を考えておくということが大切だと思います。



2020年3月15日日曜日

ブラックスワン上下②


思い返せば、あり得ないことをたくさん経験しています。統計学では多くの未来を予測できますが、その中でも異常値があります。それをブラックスワンというのだと思います。標準偏差の5%に入らない無視していい領域。あるいはさらにもっとあり得ない領域。シックスシグマとか106乗分の1以下の確率のものが、起きてしまいます。
それは、今まで起きていないことを母集団にカウントしてないから当然かもしれません。
私が経験したブラックスワンは、バブル崩壊、サリン事件、阪神淡路大震災、ITバブル崩壊、9.11、リーマンショック、食品偽装問題、東日本大震災、千葉県への台風3連発(長期停電、洪水、竜巻)、コロナウイルス、などなどです。直接的に経験したもの、間接的なものいろいろですが、もっとありますよね?これらは、統計上はあり得ないものばかりです。でも、よく考えると、数年に1回はあるのですね。そう思って生きていた方がよいです。
実は、よいことも、まぐれという形で起きているのです。

2020年3月14日土曜日

ブラックスワン上下①

ブラックスワンとは、
「ありえなくて起こりえない」と思われていたことが生じた場合、「予測できない」、「非常に強い衝撃を与える」という理論です。
予測できできない金融危機とか、自然災害を指します。100年に一度とか、1000年に一度とかですね。
それをタレブというレバノン人が本にしました。私は、2009年に一回読んで、そのままにし、2016年に買いなおしました。
この著者は、「まぐれ」とか「不脆弱性」という本も書いていて、いつか読みたいと思っています。
なんでブラックスワンというか?それは、その昔ヨーロッパでは白鳥は白い鳥だけと思われていました。しかし、1697オーストラリアで黒い白鳥(ブラック・スワン)が発見されます。それ以来、ありえなくて起こりえないことを述べる場合、「ブラックスワン」というようになったそうです。

2020年3月13日金曜日

サピエンス全史⑥


最後に、私はこの本から今までの歴史観や価値観と違うものを得たと思います。

一つ目は、「狩りから稲作」で人類は不幸になったというものです。といっても、私自身が資本主義を否定するものではありません。
農耕民よりも過去の狩猟採集民の方が豊かな暮らしをしていたという著者の主張はとても、衝撃的でした。今の全てを否定されているようです。ホモサピエンスが小麦や稲に家畜化されたんです。ただの野草に過ぎなかった小麦が、突然世界中で大事に育てられるようになりました。「小麦は植物のうちでも地球の歴史上で指折りの成功を収めた」と言っています。
それ以来、人間は畑を荒らす動物から守ったり、水を苦労して運んだり、肥料を集めて地面を肥やしたりという大変な仕事をするようになりました。
それでも、飢えや病気のリスクは狩猟採集生活よりも高かったようです。

私は、このことから、生産性というものに結び付けることを考えていました。無駄な仕事。。。やらなくてよい仕事を強烈に考えられるようになりました。そして楽しく仕事をする。


もう一つ、「男らしさ、女らしさも虚構に過ぎないということ。」人間にも生物学上の「オス」「メス」という明確な違いがありますが、「男らしさ」や「女らしさ」は人間の想像を反映したもの、つまり「虚構」に過ぎないから意味がないとです。
これも、現在叫ばれてるジェンダーやLGBTに通ずるものがあり、その通りだと肚に落ちるきっかけになりました。

最後に、「知らないことがたくさんあるということを知らない」と、自分の外の世界に対する想像力と、それを知りたいという探究心が育たないのだなーと思いました。ヨーロッパの方々の、大航海時代探究心は、海の向こうに知らないことがたくさんあるらしいと知ったことにより始まったと思います。歴史的には、原住民、インディアンやアボリジニの大残虐時代でもあり、とても負の側面もありますが、その探究心はとてもすごいです。

まーそういうことで、サピエンス全を終わります。
この本の続き、未来への思考は「ホモデウス」という本が出ています。

2020年3月12日木曜日

サピエンス全史⑤


次は、科学革命です。
500年前からになります。500年前に、ようやく「科学革命」が起こりました。
人類が急速に力をつけていきます。

サピエンスが力を獲得し始めるきっかけが、自らの無知を認めることでした。そして、どんどん知識を求め、考えていきます。ただ、知識の追求には余裕が必要です。お金もかかります。その時の政治体制にも経済にも左右されます。500年前におこった帝国主義や資本主義が歴史を動かし、科学を発展させる原動力となりました。
先頭をきって進んだのはヨーロッパでした。しかし。アジアが技術的に遅れていたわけではありません。西洋のような「探検と征服」の精神構造と、それを支える価値観や神話、司法組織、社会政治体制がなかっただけです。
1500年からの500年間で、人口は14倍、生産量は240倍、エネルギー消費量は115になりました。
この500年間にとてもたくさんのことが起きました。
45億年前に地球ができました。30億年前に火を使うようになりました。長い時間をかけて500年前に船を使いやっとグローバルに動き出したら、それからたったの数百年で月まで行きます

この化学革命が起きたのは、先に述べたように、「探検と征服」の精神構造と、それを支える価値観や神話、司法組織、社会政治体制です。
最初のころ述べた、ホモサピエンスが他の種とちがう「虚構」にほかなりません。

2020年3月11日水曜日

サピエンス全史④

次は「人類の統一」です。
どうも長い歴史の中でそちらに向かっているようです。

ホモサピエンスは、「私たち」と「彼らに」に分けて考えます。
私たちを襲う彼らには、力を合わせて戦ったはずです。
ネアンデルタールが絶滅したのも、他の種が絶滅したのも、おそらく
私たちにとって、他の種は彼らだったからではないでしょうか。
ほかの原人も、私たちから見たら彼らです。その原人が、私たちの畑、あるいは在庫を食い散らかし、盗み、時には危害を加える存在だとしたら。。。
現代の私たちは、イノシシという彼らを殺します。そのころの私たちは、原人をイノシシと同じように考えていたかもしれません。だから絶滅したのでは。

ホモサピエンスだけが残り、家族単位もいずれ、村になり、町になり、国家に
なりました。その単位も分裂と統合を繰り返し大きくそして、少なくなっています。

LGBTが叫ばれています。ダイバーシティー、多様性を認める。とても良いことです。私たちと彼らの区別をなくしていくものです。
グローバル化は、私たちと彼らをあいまいにしています。マーケットのターゲットは同じ消費をするような感じになっています。民族衣装をまとっている方々はとても減りました。どんどん洋服になってきています。
社会主義、共産主義は、ほぼほぼ資本主義に統一されつつあります。

人類は、統一に向かっています。ものすごい長い年月を経て、統一されてきました。

これはこれででも、いいことなのかどうなのか?

今回のウイルス騒動も、1万年前だったら、世界中には広がらなかったでしょう。もっと前だったら、家族単位でしょう。だって一生で、他の家族に会うのは数回だったと考えられていますから。

世界中にウイルスが広がっていくのは、人類が統一に向かっている証なのかもしれません。
貨幣も、仮想通貨がもしかしたら、貨幣の統一を促すかもしれません。



2020年3月10日火曜日

サピエンス全史③


次は

「農業革命」

です
1万年前、狩猟採集から、農業によって定住する「農業革命」が起こります。
よく多くの方が、日本人は農耕民族だからねとか、欧米人は狩猟民族とか言いますがそれは間違っています。日本人も、欧米人も、もともと狩猟採集生活をしていて、この1万年前に農業革命が起き、農耕民族となっていきます。
そして、ホモサピエンスはその地に定住し始めます。家族で動いていたのが、少しずつ統合を始めました。
小集団が統合するにあたり、貨幣、帝国(国)、宗教(イデオロギー)という秩序が、ばらばらだった集団を徐々にまとめていきます。

その過程で活躍したものが
経済では「貨幣」
政治「帝国」(法律)
宗教では「キリスト教・イスラム教・仏教など」

特に貨幣は、「これまで考案されたもののうちで、最も普遍的で、最も効率的な相互信頼の制度」と言われています。これはとても素晴らしい発明です。

お金を使えば、一応は多くのものに変換できるし、蓄えることもできるし、持ち運びも楽です。
でもお金は虚構です。みんなが信じているだけです。

みかんと服を交換するとき、何個のみかんと服を交換するのか、まったく基準がまちまちです。そもそもみかんは腐るし、持ち運びもままなりません。しかし、貨幣が登場してからは、すべてが解決されました。

でも著者は言います。農業革命がホモサイエンスを不幸にしたと。農業によって、在庫ができます。在庫は、安心感がありますが、もっともっとという気持ちが生まれます。そして、争いが起きます。村と村で奪い合いが起きます。それが戦争です。
分け合えば、余るのに
奪い合って、足らなくなります。

これは、私たちが導入しようとしているセル生産に似ています。木になっているものをもぎながら食べれば、一番効率がいいです。でも、農業によって、在庫することによって余計な仕事がたくさん生まれます。生産管理から人の配置、物流、販売など。狩猟採集民族は食べながら仕事していてとても効率的です。私たちは在庫をもちろんしなくてはなりませんが、学ぶべきことはとても多いです。

ところで、この村に奪いにくるのは、ホモサピエンスだけではありませんね。ホモサピエンスは、おそらく言葉もなんとなく通じてたし、コミュニケーションができたはずです。話し合いもあったり、妥協を見つけられた。でも、通じない相手がいますよね。
イノシシだったら、私たちは電柵をはり追い払います。でも、もっと頭のよい動物がそのころいたはずです。