外れ値を見つけ出すもう一つの軸
この例は、私たちの人生にも多くのヒントをもたらしてくれます。私たちの日常でも、評価や判断の軸を一つに固定してしまうことがよくあります。営業成績なら「売上金額」だけで評価をつけがちです。学校なら「試験の点数」だけで学力を判断します。健康なら「体重」だけで自己判断をしがちです。しかし、その裏には別の軸が潜んでいることが少なくありません。
例えば営業なら、売上は高いけれど利益率が極端に低い人、あるいは高い人がいるかもしれません。学校で点数は平均的でも、質問力や発表力に優れ、将来の伸びしろが大きい学生もいます。体重は理想的でも、筋肉量が低く持久力が不足している人もいます。
福岡と高知の例のように、人口という新しい軸を加えるだけで評価は大きく変わります。同じように、利益率・成約までの時間・リピート率・満足度など「別の軸」を加えることで、隠れていた外れ値が姿を現すのです。外れ値は単なる異端ではなく、見落としていた可能性のサイン。意思決定の際、この「別軸からの眺め」を持てるかどうかが、未来を大きく変えていきます。
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